2023.10.03
- コラム
【2023年版】省エネ住宅とは?|その種類やメリットを徹底解説
これからの住まいのスタンダードとも言われている「省エネ住宅」。
住宅の省エネ性は、マイホームを購入する上でも、気にしておきたい大切なポイントですよね!
家づくりの検討段階で「省エネ住宅」という言葉をよく目にすることがあっても、実際にどのような住宅のことなのか、性能やメリットは?と気になる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は「省エネ住宅」とは何か?その種類やメリットについてご紹介します♪
省エネ住宅とは?
省エネ住宅とは冬に熱を外に逃がさない「断熱」、夏に熱を侵入させない「日射遮蔽」、室内の空気の移動による熱変化を防ぐ「気密」の3つの対策を柱として建てられた住宅のことを指します。
これらの対策を行うことで、住宅全体の熱(冷暖房)効率が高くなり、省電力で快適な温度を保ちやすい住宅になるのです。
さらに現代では、効率の良い省エネ設備でエネルギー消費量を減らしたり、太陽光発電システムで電気を創り出し、電力をためておける技術で、さらに省エネ性が高められており、注目されています。
省エネ住宅を決める2つの基準
断熱等性能等級
省エネ住宅と呼ばれる住宅は、2つの基準をクリアする必要があります。
まずひとつ目が「断熱等性能等級」です。
断熱等性能等級は、「住宅の品質確保の促進等に関する法律」で定められた省エネ性能の基準のこと。
等級は1~7まであり、数字が大きいほど省エネ性能が高い住宅になります。
2022年に改正され、それまで4までだった等級は7まで引き上げられ、より高い省エネ機能を持つ住宅が誕生しています。
一次エネルギー消費量等級
一次エネルギー消費量等級とは、住宅が一年間に消費するエネルギー量を算出し、等級を付けたものです。
具体的には「設計一次エネルギー消費量」÷「基準一次エネルギー消費量」で求められるBEIという数値で等級が決まります。
BEIが小さいほどエネルギー消費量が少なく、等級は高くなるため、省エネ効果が違います。
国が定める省エネ住宅の基準では、一次エネルギー消費量等級4以上の適合が求められます。
今後二つの基準適合が義務化される可能性も
国土交通省によると、2022年に建築物省エネ法が改正され、2025年から省エネ基準適合が義務化される予定です。
2023年現在、上記でご紹介した二つの省エネ基準への適合は「努力義務」になっていますが、2025年4月(予定)以降はすべての住宅が省エネ基準を満たす必要があります。
具体的には、断熱等性能等級・一次エネルギー消費量等級ともに等級4以下の住宅は建てられなくなるのです!
省エネ住宅がこれからの時代のスタンダードとなり、基準を満たさない住宅の価値が低下しすることにつながります。
省エネ基準適合が義務化される2025年までにマイホームを建てる方も、省エネ性能の高いマイホームは今こそ検討した方がよいといえますね♪
さまざまな種類がある「省エネ住宅」
長期優良住宅
長期間住み続けることを目的に、国の定める基準を満たした住宅を「長期優良住宅」といいます。
住宅を建てた世代だけでなく、住み継ぐことを前提に建てられている高品質な住宅です!
「快適な室内環境」「災害に強い構造」「メンテナンスのしやすさ」などの認定条件をクリアする必要があり、認定された家は税制面でのメリットがあります!
長期優良住宅について詳しくご紹介した記事もありますので、ぜひご覧ください!
ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)
ZEH住宅(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)は、ソーラーパネルなど太陽光発電による電力創出・省エネルギー設備の導入や、住宅の高断熱利用などにより、生活で消費するエネルギーよりも生み出すエネルギーが上回る住宅のことです。
自家発電による水道光熱費の削減、高品質の断熱材を利用した高いエネルギー効率、消費より多い、エネルギーの創出(創エネ)がZEH住宅には求められています!
断熱性能等級は等級5、一次エネルギー消費量は等級6が基準のZEH住宅。2025年に義務化される国の省エネ基準より高い等級が求められますが、2030年にはZEH基準が義務化される予定です。
低炭素住宅
低炭素住宅は、二酸化炭素の排出量を抑えるための対策をしている住宅のことです。
2020年10月、政府はカーボンニュートラル(温室効果ガスの排出量実質ゼロ)を目指すことを宣言し、低炭素住宅の普及を推進しています。
前述した国の省エネ基準に比べて一次エネルギー消費量を20%以上削減、かつ再生可能エネルギー設備を導入して一次エネルギー消費量を50%以上削減することが認定条件となっています。
一般的な住宅と比較して、地球温暖化の原因となるCO2の排出を抑えられるため、低炭素住宅は、環境にやさしい住宅と言えます!
「省エネ住宅」のメリット
補助金や税金控除制度の対象になる
一定基準を満たした省エネ住宅は補助金や所得税控除といった優遇制度を活用できるのが「省エネ住宅」の特徴です。
省エネ性を高める対象設備を構えた住宅は条件により、補助金額が大きい制度も多いため、建築費用を抑えて高性能なマイホームを手に入れることができます。
補助金は予算が限られている場合もあり、お得な期間に購入を検討されることをおすすめします!
光熱費が安い
高気密・高断熱である省エネ住宅は、冷暖房効率が良いため光熱費を安く抑えられるのがメリットです♪
水道光熱費の高騰で、家計のやりくりにお悩みの方も、毎月・年間の節約効果も大きいだけでなく、長く暮らすことでさらにメリットを受けられるのは省エネ住宅のポイントのひとつです。
長く快適で健康な暮らしができる
省エネ住宅は高気密・高断熱の住宅です。外気の影響を受けにくいため、暑さ・寒さが少なく快適で健康的な暮らしを送れることも魅力ポイントです。
お部屋ごとの温度差が少ないため、冬場の浴室で起こりやすい「ヒートショック」による健康被害などのリスクも軽減できます。
健康な暮らしを長く維持できることも省エネ住宅のメリットのひとつです。
コンセプト住宅地「ナチュレ」
「省エネ住宅」の住宅地です
ロータリー不動産が手掛けるコンセプト住宅地「ナチュレ」は、省エネ住宅の中でも免震性、省エネルギー性の高い、「長期優良住宅」です!
「省エネ住宅」の魅力を知って、高品質の住宅にお得に住もう!
いかがでしたか?
今回は「省エネ住宅」の魅力とそのメリットについてご紹介しました。
「ナチュレ」は長く快適に住むことができる高品質な長期優良住宅です。
「長期優良住宅に住みたい」「住宅ローン控除などのメリットについて詳しく知りたい」と少しでもお考えの方は、ぜひ「ナチュレ」の相談会にお越しください。
皆様のお悩みや疑問を解決し、快適な住宅を手に入れるお手伝いをさせていただきますのでぜひお越しください。